りんごねこ社員「うーちゃん」と相棒「ちゃま」。りんごねことそうでないねこの共存ルール

目次

猫エイズウイルス(FIV)に感染したねこの愛称「りんごねこ」。自走型保護猫カフェ「ネコリパブリック」がつくった言葉で、彼らへの偏見や差別をなくして譲渡率をアップさせたいとの思いから生まれました。

私たちトレッタキャッツは、りんごねこの思想や活動に共感し、応援したいと考え、りんごねこを「知って」「理解して」「大好き」になってもらう活動をしています。


「toletta with りんごねこ」プロジェクト

前回、私たちがこの活動をはじめるきっかけになった、りんごねこ「うーちゃん」との出会いをご紹介しました。今回は、入社後のうーちゃんと、相棒「ちゃま」との暮らしについてのお話です。


りんごねこのうーちゃんと、そうではないちゃま

通常、りんごねこがそれ以外のねこと一緒に暮らすことは望ましくありません。ウイルスが感染してしまう恐れがあるからです。トレッタキャッツのメンバーも、複数の獣医師の意見を聞くなどして、うーちゃんたちにとって最善の暮らし方を検討しました。悩んだ末の選択は、うーちゃんとちゃまが一緒に暮らすことでした。


オフィスにやってきたばかりのうーちゃんとちゃま

その理由は大きく2つ。まずは、うーちゃんとちゃまの絆がとても深く、離れ離れにしてしまうことの方がうーちゃんのストレスとなり、エイズの発症を早める要因になってしまう恐れがあること。そしてもう1つは、ウイルス感染の確率が高くないということです。ウイルス感染経路は母子感染のほか、血液感染や唾液感染などがありますが、その多くはねこ同士のケンカによる咬み傷から感染することがほとんどと言われています。仲良しのうーちゃんとちゃまが流血沙汰のケンカをする可能性はほぼありません。唾液感染が心配ではありますが、その確率はとても低いと言われています(※出典:ネコリパブリック)。


ソファ下で寄り添ううーちゃんとちゃま


入社記念にネコリパブリックから購入したラタンベッドでくつろぐ2頭(奥にうーちゃんがいます)

噂に聞いていた以上の仲良しぶりに、2頭を引き離さないで良かったと確信したのでした。

りんごねことそうでないねこの共存ルール

獣医師と相談し、2頭が一緒に暮らすにあたって以下のルールを設けました。

1. うーちゃんとちゃまの食器を必ず分けて、それぞれ隔離して食事を与えること。
2. 血が混じり合わないようにケガをしていないか注意すること
3. ちゃまには定期的に血液検査をうけてもらい、猫エイズウィルスに感染していないことを確認すること

これらのルールを守りながら、うーちゃんとちゃまは仲良く一緒に暮らしています。


それぞれの食器に名前をつけて管理


人間社員からのトルコ土産・可愛い器をもらったうーちゃん

うーちゃんとの出会いをきっかけに、トレッタキャッツにも変化がありました。それは、会社の利益の一部をりんごねこ支援に役立てるという目標ができたことです。うーちゃんとの出会いをきっかけに、りんごねこについて詳しく知るようになった私たち。りんごねこを取り巻く問題について理解を深めるなかで、「何か力になりたい」と考えるようになりました。うーちゃんへの敬愛を、うーちゃん以外のりんごねこのためにも生かしていこうという取り組みです。

具体的な支援の方法は検討中ですが、今後、本格的にサービス提供を開始し利益を得た時には最善の支援を開始できるよう計画を立てています。


うーちゃんと過ごすうちに、自然とりんごねこの支援をしたいと考えるように

これからも一緒に長く暮らすための抜歯手術

キャット・フレンドリーなオフィスでのんびりと暮らすうーちゃんですが、やはりちゃまと比べると動物病院へ通う機会が多いのが現実です。エイズ発症はしていないものの、免疫力が低いことがその原因と言われています。とりわけ、うーちゃんを悩ませていたのが歯肉炎。歯肉炎は、りんごねこに限らず、免疫力が低下すると発症しやすくなるそうです。ストレスとなりがちな多頭飼育にもよく見られるといい、ねこには極一般的な病気。ですが、食欲がなくなるほど進行してしまえば命取りにもなる病でもあります。

定期的に獣医師に診察してもらう中で、ある日、抜歯手術を提案されました。うーちゃんは歯が生えていることで歯肉に刺激が生まれてしまい、炎症が治まらない状態なのです。ちなみに、ねこは歯がなくなっても食事をすることができます。担当獣医師からは、抜歯手術を受けて炎症が完治する確率は7割と説明されました。手術は全身麻酔で行うので、当然うーちゃんの体に負担がかかります。リスクはあるけれど、うーちゃんとちゃまがこのまま一緒に仲良く暮らしていくためにも、手術に挑戦することにしたのです。


抜歯手術の費用はおよそ6万円ほどでした
(料金は状態や病院によって異なるので、各動物病院へお問い合わせください)


手術翌朝のうーちゃん。いつもどおりごはんを催促する元気な姿に一安心

手術は無事終わり、経過は順調、食欲も旺盛。うーちゃんは本当によくがんばってくれました。


頭突きで挨拶が2頭の日課


2頭の役職は「Chief Toilet Officer」。toletta®のモニターを務めています(撮影=toletta)。

これからも大変なことはあるかもしれませんが、ちゃまと人間社員と支え合う暮らしは続いていきます。

こちらの記事は、弊社が以前運営していた「toletta mag.」に2019年3月29日に公開された記事を再編集したものです。

発行・編集:株式会社トレッタキャッツ

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