おしっこの回数が増えたら膀胱炎かも。一度なったら再発しやすく予防が大切

目次

ねこが患いやすい泌尿器疾患のひとつ、「膀胱炎」。年齢に関係なくかかりやすい病気です。からだは健康だったとしても、ストレスがきっかけで発症することも…。今回は、膀胱炎の症状や原因について、トレッタの獣医師が解説します。

膀胱炎とは?

ねこのトイレの回数が増えた、トイレ以外の場所でおしっこするようになった、落ち着きがなくなってトイレ周りをウロウロするよになった...そんな経験はありませんか?そんな時は、膀胱炎の可能性があります。

膀胱炎の症状

頻尿

トイレに行く回数が増えること。多尿とは異なります

不適切な場所での排尿

陰部(股の間)をしきりに気にして舐める

トイレへ入ったりでたりと落ち着きがなくなる

トイレ周りまたは排尿中に鳴く

膀胱炎の原因

ねこの膀胱炎は様々な原因があります。今回は原因として代表的な、結石性・細菌性・特発性の3つについて簡単に解説します。原因によって、それぞれ治療が異なるため注意が必要です。

①結石性膀胱炎

結石が原因で引き起こされる膀胱炎です。

②細菌性膀胱炎

細菌が原因で引き起こされる膀胱炎です。抗生剤の注射、または内服薬での治療が必要です。

③特発性膀胱炎

ストレスが原因とされる、明確には原因が特定されていないものによる膀胱炎です。

膀胱炎かな?と思ったら。受診の目安とは?

膀胱炎の場合、ねこ自身にも膀胱に痛みや違和感を感じるため、上述のような症状が見られたら早めに尿検査を行いましょう。もしも結石があった場合、放置することで尿道閉塞などの命の危険にも繋がりますので、早めの判断が大切です。

尿検査の流れとしては主に以下のふたつがありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

①自宅で採取、動物病院で検査

メリット:
・検査のためにねこを病院に連れていく必要がなく、病院嫌いなねこへの負担が少ない
・検査時におしっこが出ないなどのトラブルを防げる

デメリット:
・飼い主さんがおしっこを採取(おすすめの方法は後述)、病院にもっていくまでは保管が必要
・おしっこの鮮度や保管方法によって検査結果に影響が出ることがある

②動物病院で採取、検査

メリット:
・新鮮なおしっこで確実に検査ができるため、検査結果の精度が高い

デメリット:
・病院に連れていく必要があるのでねこの負担になる
・検査当日に病院でおしっこが出ないと検査ができない

※ 動物病院によって、上記のふたつの方法をどちらでも実施できるとは限りませんので、かかりつけの動物病院にお問い合わせください。

ねこへの負担が少ないのは、「①自宅で採取、動物病院で検査」かと思いますが、結果が怪しい場合は「②動物病院で採取、検査」を行うのが良いでしょう。ただし、病院によっては②を推奨するところもありますので、事前に確認してみてください。

自宅で簡単、採尿方法の4ステップ

  • 1. 尿シートを取る
  • 2. ねこがおしっこするのを待つ
    (トレッタをご利用の多頭飼いさんは、トレッタアプリでどの子がしたかを確認!)
  • 3. 尿トレイに溜まったおしっこを容器に入れる
  • 4. 病院に持っていくまでは密閉容器に入れて冷蔵庫に保存
    ※保存期間は12時間以内がおすすめです。


おすすめの容器は「たれびん」

膀胱炎の検査方法

膀胱炎に関わる検査には以下があります。

  • 尿検査:pHなどの尿の性状の確認、結晶・細菌の発見など
  • 超音波検査:膀胱や尿管、尿道の状態の精査
  • レントゲン検査:結石の位置の確認

膀胱炎の予防、再発を防ぐためには?

膀胱炎は再発しやすい病気。一度かかったにもかかわらず、それまでと同じ生活をしていては再発してしまうことも…。

原因によって予防法が異なりますが、お水を飲んでもらうことは、膀胱からの尿の排泄を促し洗浄する効果がありますので大切です。結石性膀胱炎の場合は、予防用の療法食フードを与え、にぼしなどのカルシウムを多く含むおやつは控えましょう。特発性膀胱炎は環境ストレスが一因と考えられるため、ねこの行動をよく観察して、ストレスを取り除いて快適にごせるようにしましょう。


健康のためにも、毎日トイレを見守ってあげましょう

また、ねこの体調変化にいち早く気づくために、おしっこの量や頻度、トイレでの滞在時間を把握しておくのも大切です。毎日のトイレチェックが自動ででき、スマホで管理できるトレッタを、ぜひご活用ください。

発行・編集:株式会社トレッタキャッツ

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